2ntブログ
 
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
嵐の一夜 4
2011-11-16 Wed 01:18
今宵も 

ばるん男爵の館 収穫大感謝祭 2011
         ~枕が長すぎます…イライラしちゃう。~


…にお越しくださいまして、ありがとうございます!



え~。

まずは「全快おめでとうございます」とのメッセ、ありがとうございます。
…はずかし。
ただの風邪で…こんなお見舞いメッセ…たくさん…恥ずかしすぎる…
本当に、ありがとうございました☆☆

それから、「トリからシカ」様宅へもご来場下さって、ありがとうございます!
みたん家のマヤたん、真澄さん素敵でしょ♪
純情可憐な恥ずかしがり屋のマヤたんを…鬼大胆にさせてしまったばるんの業…
このっ、ばちあたりがっ!げしげし!ってしたくなるでしょ♪
ほんとに澄真せん…(みたん家でコメしたらこんな変換して爆笑…)

もうひとつ。

「外出し、案外セーフ率高し、です!」
「真澄さん、ポケットティッシュくらい持っておいてください」
「これからはマヤたんのために常備、ですね」
「ヒジリンが測定した、ぴったりフィットのものを」

…嵐3に寄せられました、爆コメでした♪

それから。

ええと、気になって携帯で拙宅を見てみましたら、トップに広告が出るんですが

かわいい動くデコメ絵文字のサイト、めっちゃかわいい。

『ラッピング』された顔つきの『ウーパールーパー』がクニ、クニ、クニ♪と踊ってる絵、とか
『パッコンパッコン』してる捧人間2体、とか
4本の指先を全部親指につけた、手の形のまま 上下、上下、とか
ほんとにイロエロあって…爆笑。

ああ、ついに恐れていたことがおこってしまった、と。

どうやら、「ガラスの森」はエロサイト…に認識されつつあります…

あんまりかわいいので保存したかったのですが

小5の娘が時々絵文字を漁りにくるので止めました。残念。



では、蛇足の嵐4、続きからドゾ。









               嵐の一夜 4


 部屋の中に、もうすぐ朝の光が差し込むだろう。
窓の外では小鳥が目覚めの挨拶を交わす声が聞こえる。
腕の中には、小さなマヤがあどけない顔をして眠っている。

夜に咲いた妖艶な花が、まさかこんな可憐な花だったとは。
一夜だけの夢、とマヤは言っていたが…
この子も窓の外の小鳥のように、全て忘れて大空に飛び立ってしまうのだろうか…?

マヤが女優として成功した時…おれは誰よりも嬉しいだろう。
世界でも通用するような女優になるのかもしれない…
その時おれは、喜んで送り出せるのだろうか…?
この子を護り、愛する。一生、と決めた以上…厳しい覚悟が必要だろう。

眠っているマヤに口づける。
解決しなくてはならないことが山積だ。
おれはこの嵐の一夜を忘れはしない…絶対に。



温かい布団のなかでぐっすり眠った…
なんだかいつもと違うのは…
唇に…柔らかな…やわらかな…? !!

マヤがパチ、と眼を開ける。
口づける真澄の顔のアップを見てビクッ、と震える。

二人とも全裸のまま、抱き合って朝を迎えていた。
マヤの身体が全身紅く染まる。

「おはよう」
「お、おは、おは、お、おはよお、ござっ…」
最後まで言えなくて、真澄の胸に額をつけ、また慌てて離れて両手で顔を覆った。

「そんなに真っ赤になれるもんなんだな、人間って」
「うぅ~~~~~~~~~~~~~~~~」

「かわいいな、マヤ」
マヤの脳天が爆発する。もう、恥ずかしくて真澄を見ることが出来ない。

「いつまで隠れてるつもりだ?もうしっかり丸見えだけどな」
そう言って、真澄はつるん、とマヤのお尻を撫でる。

「ひゃっ!!」

「夜のこと…もう忘れたなんて言うんじゃないだろうな」
「忘れたいくらい…恥ずかしい…」
「酷いな。責任とってもらうからな」
「責任とって、って…普通オンナノコが言うセリフです」
「おれは絶対にこの夜を忘れない。マヤが好きだ」

真剣な声が聞こえて…マヤの心が震えた。

「あたしも…忘れません。 …速水さんが好きです」

ほぅ、と吐息が聞こえて

「良かった。嵐の夜の気まぐれです、って言われるかと思った」

「…気まぐれで初めてを捧げたりなんかしません」

「マヤ…」



二人はまた、熱く口づけた。朝の光の中で。鳥のさえずる声が聞こえる中で。

「い、いかん…このままだと帰れなくなる。もう、だめだ」

とろり、となり始めていたマヤも
寺で待つ人達の顔が浮かんで、慌てて離れて着替えをはじめた。




「ああ!速水さん、これ…! ごめんなさい…!どうしよう…!!」
ずっと下敷きになっていた真澄のコートはしわくちゃになり…
マヤから滴った紅梅の跡が滲み込んでいた。


「大丈夫だ…気にするな。さ、いくぞ」




朝靄の梅の谷を手を繋いで歩く。
幻想的な中を、幸せを噛締めながら歩く。

「素晴らしい眺めだな。もう何もかも忘れて、ふたりでここにいつまでもいられたら、と思うよ」
「ええ…速水さん…」
「でもそうしたら、君の紅天女は観られないな」
「あたし…速水さんに喜んでもらえるような紅天女に…絶対になってみせます」

真澄は繋いだ手に口づける。

「こうなってしまったからといって、試演の出来が悪かったら、おれは容赦なく席を立つからな。
しっかりと演じて欲しい。君なら出来る、と信じているよ」

「はい。必ず。見ていてください、あたしを」

マヤも繋いだ手に口づけをし、愛おしく頬ずりをする。



マヤは別れ際に、真澄に一枝の紅梅を渡した。

「本当に、ありがとうございました。あたし、嵐の一夜のことは、一生忘れません。
しばらくは逢えなくなるかもしれませんけど…
紅天女になって、速水さんに絶対に逢いにいきますから…」

「ああ。おれも正々堂々と君を迎えられるようにする。何があってもおれを信じていて欲しい」

最後に小さくキスをして、二人はわかれた。


旅館について、真澄は受け取った梅の枝を見て驚く。
さっきまで咲き誇っていた花は一輪残らず散ってしまっていた。
「梅の谷の幻…あの谷でしか咲くことの出来ない恋…」

真澄は不安に駆られて、コートの匂いを嗅ぐ。
マヤの香りが、焚き込んだようにしみついている。
昨夜の邂逅を思い巡らす。

「梅の谷を出てしまえば…恋は跡形もなく消えてしまうのか…?」

ふと、眼がとまる。

「いや、大丈夫だ。一輪、しっかりと咲き続けている…」



コートの裏地にポチリと咲いた、マヤの花が。









                おしまい。






ああああああ、ほんと蛇足だよ~~~~~~!!!
散らない梅の花、が書きたかったんです。だから。


シャキーン、とした決意表明マヤたん、カックイイ!がんばってくれ~~~
恋路に悩んでグネグネ、オネオネ、はホントは似合わないよ!!





それでは、またっ!!

「ス」見てぶっ壊れてキマス!!  ちゅど~~~~~~~ん!!









関連記事
別窓 | 収穫大感謝祭 2011(R18) | コメント:4 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<お返事の時間です☆(11/8~ | はね吉 がらすの森 R-18 | 嵐の一夜 3>>
この記事のコメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011-11-16 Wed 01:44 | | #[ 内容変更]
Re: ありがとう!
天雨ちゃん!ありがとございます!
コートの件に関しては皆様反応すごいでした^^
あたりまえか~
多分、ご想像どうりか、と。へへへ。
「ス」ほんと良かったでした!涙涙でした!
ワシもがんばろ、と。これからもよろしくでございます☆
2011-11-17 Thu 01:43 | URL | はね吉 #-[ 内容変更]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011-11-17 Thu 10:02 | | #[ 内容変更]
Re: ゆ○○様
本編のシャチョー、ヘタレを通り越して「頑な」でしたよね。
そこまで拒否るなよ、と。
「ええぃ、いてまえ!」な、ごり押しする感じが欲しかった…><
素直になるって、マスミには難しいんでしょうね…

3話の段階ですでにコートの心配を!www
汗と、涙と、男と女。…の愛液。(ひょっとすると勢いあまって○液も)
保存するとすごい匂いそうでお勧めできません、よね><
2011-11-18 Fri 01:41 | URL | はね吉 #-[ 内容変更]
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
∧top | under∨
| はね吉 がらすの森 R-18 |