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2011-05-10 Tue 03:00
ムーン・ライト様からの1000番記念お題、です。
はじめはちょっと自信なかったんですけど、 モデル店の枠をいただいていたのでそこから膨らんできました。 ご希望に沿えますでしょうか? マヤが大都芸能に再契約をしてから、1年が経とうとしていた。 契約の際には、北島マヤに関する仕事は必ず、本人と速水社長両人の立会いの下で決定されるもの、 との文が明記されていた。 マヤのやりたい舞台やテレビの仕事、社長がさせたい仕事は簡単に一致することが少なく オファーのある度に社長室で喧々諤々の話し合いが続いていた。 大都の社員は犬猿の仲で有名の二人が、 何故こんなにややこしくなる問題を好き好んで続けているのか理解が出来ないまま、 それでも時々漫才のようになっているのを面白がって遠巻きに眺めるだけだった。 二人の、本当の秘密を握っているのは…社長第一秘書の水城と北島マヤのマネージャーだけだった。 「それで…どうしてまた、北島にモデルをさせようって話になるんです?」 明らかに社長は否定的だった。 「だいたいね、購入後の返品交換OKのCMで、中年女性が店内レジ前で服を脱ぎだすようなCF作るような会社に、 紅天女女優を次のモデルになんて言われてハイそうですか、とOK出す神経は私にはありませんね」 「あたしは好きですよ~ユニオン・クロゼットの服。」 「君はね、もう少し自分の女優としての価値を把握すべきなんだ」 「ですから速水社長、先ほどの中年女性のCMイメージ… いや、ユニオン・クロゼットのイメージを根底から変えたいのです。 変革の旗印として、透明感・清潔感・爽快感に溢れ、変幻自在で万人にとって魅力的な北島さんが まさにピッタリなのです!!」 「いやだ、そんなに誉めちゃわないでくださいよぅ」 「ああ、その自然体!!その親しみやすさが何より企業イメージにピッタリなんです!!」 ユニオン・クロゼットの社員と広告マンは必死だ。 「あたし、稽古着なんかは何枚も必要ですし、いっぱい汗をかいてもサラッと快適にしてくれるから ユニオン・クロゼットの服、けっこう持ってますよ。あ、ナイショですけど下着なんかも!」 「ありがとうございます!!」 「…?そうだったか?」 ((…えっ?…)) 水城も含め、一同が速水社長の言動に注目した。 「(カタログを指差し)あんなのは載ってないが?」 (このバカエロオヤジ…)水城は社長の頭めがけてハリセンチョップを浴びせたいところをなんとかこらえたが、 「あっあっあれは勝負下着だから違いますっ!!」 マヤが真っ赤になってわたわたした瞬間、誤魔化しようが無くなり・・・ 一同が地雷を踏んでしまったことに気付き…なんともビミョーな空気が漂った。 咳払い。 カタログを繰る紙の音。 カタカタとコーヒーカップ。 「もう・・・速水さんたら・・・ヘンなこと言うからぁ・・・」マヤのつぶやき。 水城のため息。 そして、長い沈黙を破る速水社長のひと言。 「・・・お受けするしかないんでしょうね・・・おそらく。」 ユニオン側も気の毒そうに 「・・・口外はいたしませんので、是非、お願いいたします・・・」 マヤは小さくなって指をコネコネしながら赤くなっていた。 続く! SSにするつもりだったのですが、なんか面白いのでもう少し続きます。 だってお題の半分も出来てないしね~すみません。 ムーン・ライト様。初回がバカップルでゴメンナサイ!! ○ニク○の昔のCMって、ホントにこんなのあったのを思い出したんです。 「にーちゃん、これ、交換してくれるやろ?!」とか言いながら、レジ横で脱ぎ始めて パンストにガードル、シミーズ(!!)姿になっちゃうおばちゃん。 むっちゃ画期的なCMでしたけど、まさかこんな世界に誇れる大企業になっちゃうとは思いませんでした。 今も返品・交換はレシートがあればOKだそうですね。 次はステキなイメージでいきます・・・ どうぞ呆れずにお付き合い下さいませ・・・うぇ~~~ん。
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| はね吉 がらすの森 R-18 |
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