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秘密の伊豆の… 5
2011-10-15 Sat 03:18
今宵も 
収穫大感謝祭 2011 ~ふ○○中発声練習シンクロ率100%!!~

…にお越しくださって、ありがとうございます♪

今宵の謎の副題は、秘密のアイシテルのサインです^^
お相手が公開OK下さったらお話しますけどね。
今のところナイショです♪

昨晩はUPできず…焦らしプレイもたいがいにしないと噛むわよっ!って感じですね;
ゴメンなさいでした~~
誘惑に勝てなかったの~~

なんとか急いで18禁に持ち込む予定です…やっぱり今日もムリでした!6でね。


では、続きからどうぞ☆



            秘密の伊豆の…



 「紫のバラのひとって、マヤ、いったい…」

動揺するな、と言うほうが無理な話だ。
紫のバラのひと、が本人のあずかり知らぬところで一人歩きをしている。

態度の一変した真澄を見て、マヤも流石にこれはヤバイ、と思った。
いつも比較するようなことを言って真澄が凹むのを少し楽しんでいたのだから、
こんな時に名前が出ると「元カレ話をする嫌な女の子」みたいではないか。

「あの、あのね、速水さんとあたしって『犬猿の仲』で通ってるじゃないですか。
だから、あまりよく知らない人からしたら心配すると思うんです。
あたしは紫のばらのひとにだけは、速水さんのことちゃんと知っておいて欲しいからと思って
告白する前にご報告したんです」

「誰に…?」

「紫のばらのひとの…お使いのひとです。取り次いでくださいね、って」

おれは何も聞いていない…
真澄は聖が何を考えているのか計りあぐねて、頭を整理すべくソファに座った。

ふっと離れてしまった真澄が、機嫌を悪くしたのではないか…とマヤは後悔していた。
紫のバラのひとに先に報告なんてするんじゃなかったのかな…

「いつもの…使いの男に、なんだね?」
「はい、そうです」

いわゆる"なりすまし"犯罪ではないんだな。コアなファンならやりかねない話だ。
聖が絡んでいるのには違いないのだから、ひとまずは安心だ。

あれ?速水さんに聖さんの存在って話したっけ…?
『使いの男』って言ってたもんなぁ…?

「そうだ、何か飲むか?ミルクティーでも入れよう。座って待ってて」
真澄は席を立って、キッチンに向かった。
キッチンで湯を沸かしながら、聖に連絡をとる。

「お待ちしておりました、真澄様」
「貴様…どういう魂胆だ。オヤジに何か言われたのか」
「まだ包みを開けておられないのですか?」
「お前に裏切られるとは思わなかったよ」
「真澄様、落ち着いてください。すみません、出過ぎた真似をいたしました」
「さっさと謝るだけか。何を考えてる。」
「冗談が過ぎました。申し訳ありません」
「ちゃんと話せ!!!」
「では、マヤ様と包みを開けて…おやりなさいませ!!」
「何をっ?!」
「失礼致しますっ!!」ぷちっ

切りやがった…

その瞬間、沸騰を知らせるケトル笛がピィィィィ!と鳴った。

憮然とした表情を変えることなく、ミルクティーをマヤにすすめる。
火傷しそうに熱いミルクティー。なんだかちょっと渋いし。

「速水さん…あの…」
「ん?」
「ごめんなさい…紫のバラのひとに相談なんかするんじゃなかった…」
「あ…ごめん、マヤは悪くないよ」
「でも、怒ってるでしょ?」
「紫のバラのひとは…おれのこと、なんて?」
「この包みのなかに、答えが入ってるんですって。ふたりでいっしょに開けなさいって」
「つき合ってもいいかどうか、って?」
「ふたりが喜ぶと思うって仰ってたから、多分OKだとは思うんだけど」
「開けてみよう」

紫の包装紙に青いリボンがかかっている。いつもマヤに贈り物を届ける時の組み合わせだ。
しゅる、とリボンを解いて、丁寧に包装紙を捲っていく。
マヤはこうしていつも丁寧に包みを開けていたのか…と思う。

中から出てきたのは…
白い箱に、虹色のメタリックで蝶の模様を印刷してある。
「わぁ・・・かわいい…ふたりお揃いのストラップかなんかだと嬉しいな~」
ぱか、とフタをとって…
「ん?なんだこれ」
同じ蝶模様の印刷された、正方形の薄いラミネートのカード様の…ものが
マヤの指先でつまみだされ、ぴららららら、と繋がって出てきた。

そこで…さすがにニブイマヤでも、それが
「ふたりが喜ぶ」為の重要なアイテムで…
ただ、キスさえしていない、これから恋人になろうとする相手の男とみるにはすごく気まずいもの…
であることに気がついて
さるぼぼのように真っ赤になって固まった。

真澄も同じように赤くはなったが…
さっき思いっきり腹を立てていたにもかかわらず
心の中で「聖…ぐっじょぶ」とガッツポーズをしていた。






「これを使え、ってことかな」
「そ…そですね」
「まぁ…今日使え、ってわけでもないだろうから。ゆくゆくは…ってことで、な」

「あの…速水さん」
「なんだ?」
「あたし、今日でなかったら、勇気出ないかもしれません」
「速水さんの我がままを聞くための日だし…誕生日だったし…
 今日なら覚悟を決めて来たけど、他の日だとムリって言うかもしれない」
「マヤ…」
「これがあってもなくても、速水さんにその気があったら、あたし、がんばろ、って思ってたの。
 紫のバラのひとのご好意をムダにするのも…だし…
 今日…使ってみても…いいです…よ…?」

真澄は絶句した。真っ赤になってもじもじと回りくどい口説き文句を口にするマヤの。
その悩殺的かわいさに、完全に敗北…完敗、した。

「今日は何時に帰るって言ってきたんだ?」
「麗は地方公演に行ってます」
「今日中に帰せない…朝まで…それでもいいのか?」

朝まで…?あまりに恥ずかしくて、声にならなくて…。コクン、とうなずいた。

「…よし…そうと決まったら」
う、いよいよ始まっちゃうのか~~~?!

「腹が減っては戦が出来ぬ、腹が減ってはえっちも出来ぬ、だ。
簡単だけど、夕食にしよう。それからだ」

キッチンで簡単に、パスタとサラダ、スープを作り、
食後にテラスで星空を見ながらアルコールも嗜もう、とつまみを用意する。
おいしい、を連発するマヤだったが、実際は緊張で味が本当によくわからなかった。
あの最中にお腹がぐぅ、なんてあまりに恥ずかしいから
それを避けるためにしっかりと腹ごしらえをした。






             はぁ…つづく…ごめんなさい…


ちょっと、さすがに睡魔に勝てません。
次回は初めての意識チューからなだれこむぞっ!!
っていつも意気込みだけなの!むきーーーーーー!

いて、いててて。(石投げられてる)

ほんとにごめんね~~~~




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