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Water 3
2011-05-07 Sat 02:18
「も。」

ま○○様。白○様。

ふふ。

ふふふふ。

ふふふふふふふふふふふふふふふふふ…コワイッ!!


と、いうわけで、第3話です。







・・・・・・。


あたしはブランコにすわってた。
楽しくて乗ってるんじゃなくて、どうしたらいいかわかんなくて
ただただ、すわってた。

足元は、足首までぬかるんでる。
もう一歩だって歩けない。
雨がからだを打ち付けていたけど、
もう何も聞こえない。

何も無いあたしに、雨は遠慮なく降り続ける。
何にももっていない、あたしに。


このままここにすわってたら、
かあさんのところに行けちゃったりするんだろうか?

気付いたら、淡い光があたしに向かって差してくるのを感じた。
すごく体はだるかったけれど
光に向かって顔をあげた。


雨じゃない、あたたかい雫が
あたしの頬にあたった
あれ、と思っていたらもう一粒
くちびるにあたって、舌にのった。

甘い、あまい雫。

そういえばあたし、お腹空いてたな
そう思って
あたしの舌にのってくる雫を吸いとった。

つぎつぎ注がれてくる雫を、ぺろぺろと舐めた。

うっとりするほど、あまい…




・・・



しばらくすると、雫は舌にのってこなくなった。
あたしは、まだ 乾いてるのに。
もっと、あたしを
潤してほしいのに。


・・・

あたし、乾ききっているの!

ね、おねがい・・・


もっと!・・・もっと!



つい、自分の頬を手の甲でぴたぴたとたたいて
求めるしぐさをして


そうすると、雫はまた落ちてきた。
なんども、なんども
あたしを潤してくれた
冷たかった身体が温もってきた
優しく髪を梳かれて頬を撫でられて

かあさんかと思ったけど
もっと強く、あたしをとろかせる熱みたいなものが
舌のうえを通りすぎる
次から次へ。止まることなく。

そうして
いったいなんだったのかわからないけど、
あたしはすごく安心して
またなんとかなるかな、なんて思えて

ふかいふかい、眠りのなかに落ちていった・・・









          つづく。






ふふふふふふふふふふふふふふふ

だから、コワイって。



蛇足なようですが、もちょっと続きます。
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この記事のコメント
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2011-05-07 Sat 10:17 | | #[ 内容変更]
Re: お題のお知らせ
紫○様!!!!!!
再びお越しいただけて、感謝いたします!
お題、確かにちょうだい致しました!
…はんなりとした、紫○様らしいお題だわぁ、と嬉しくなりましたが
新参者のワタシに出来るかどうか…は別問題で。
しかし、憧れの雰囲気を醸し出せる様に挑戦してみます。
なんてったって、すてきなモノいただきましたから!!

ああ…今夜は眠れません。イロイロと。^^

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2011-05-07 Sat 12:38 | URL | はね吉 #-[ 内容変更]
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