2ntブログ
 
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
愛妻宣言
2011-05-15 Sun 10:00
2222キリ番リクエスト…昨日UPしたいと言いつつ爆睡してまいまして
お待たせしてしまいました…ぎょめんなしゃい~~

たな様ご希望の設定…新婚、あるいは婚約中。パーティー会場。マヤにアプローチする男性。
あからさまに焼き餅をやくシャチョー。公衆の面前でのキスが新聞を賑わせてしまう。

・・・以上をアマ甘あまで。   

・・・了解いたしました。・・・アマあまはどの位の甘さかは採点していただけますか?
足りん!!とか~。足りんかもしれないっす。

それでは、続きからどうぞ。





     愛妻宣言


 速水真澄と北島マヤの結婚は、紅天女の利権を大都芸能社が独占するために
以前の契約で多大の損害を受けたことをもちだし、無理矢理関係を結んだ、などの噂が横行していた。
その前の婚約も式まで1ヶ月を切ってから女性側より破棄願いが出たからで
仕事のためには手段を選ばない速水の人間性に女性がついていけなくなったからだ、と言われていた。

そんな血も涙も情も無いような男の電撃結婚なので、新聞週刊誌は
「仮面夫婦誕生」「実生活は魂の片割れに巡りあえなかった、北島マヤの薄幸」などと書き立てられた。

そんなふうに騒がれていたにもかかわらず、マヤも速水も何処吹く風で、
それまでと変わらず仕事をこなしていた。
それが余計に「仮面夫婦」説に信憑性を持たせていたのかもしれない。


・・・新婚1年が経とうとする頃、マヤ主演映画の話が出た。
純粋な少女が親の仇を討つ為に男を利用しながら政財界を登りつめていく物語である。
完成試写と、かんたんなパーティーが催されて
当然ながら主演のマヤと事務所社長の速水が出席していた。

映画に特別出演の大御所俳優佐藤拓巳。
演技力、魅力ともに代表的名優だが、「女好き」で有名で
若い女優からスタッフに至るまで佐藤に口説かれたり体を触られない子はいない、と言われていた。

佐藤の役は政界トップのマヤの仇にあたる男だった。そうとは知らず、翻弄され陥れられてゆく。

マヤも当然、台本にない接触のシーンをねじ込まれたりして少々苦手に思っていた。

マヤが談笑しているところに、佐藤が記者を引き連れながらやってくる。

「やぁマヤさん暫くだね。いい映画に仕上がって、本当によかった。
私にとって君と共演できたことは、誇りに思うよ」

「私こそ、先生とお芝居ご一緒させていただいてとても勉強になりました。ありがとうございました」

速水はそれとなく近づいて、会話の行く末を見守っていた。

「そうだね、君の演技力はさすが紅天女だ。申し分なかったよ。ただね。」

「ただ?」

「男に対する誘惑のシーンね。まあまだ若いから仕方がないことなんだが、固いんだな」

マヤは当然ながら真っ赤になって固まってしまった。

速水はマヤをフォローすべく会話の輪に入った。

「佐藤先生、このたびはありがとうございました」
「ああ、君は速水くんの息子さんだったね。もう今は」
「義父の跡を継ぎまして。大都の社長をしております」
「小学生の頃から君を見ていたよ。立派になったものだ。」
「恐れ入ります」
「マヤさんは君の奥さんなんだってね。女優には眼もくれないと有名だった君が青天の霹靂だね」
「世を敵に回しましたね。すっかり悪者です」

「それでも十分かわいがっていれば、悪者扱いはされんだろうよ。噂をたてられることもない」

「役の上で彼女を可愛がったがね。カメラには映らない戸惑いみたいなものが肌を通じて伝わってきたよ」

このオヤジ、何をほざく…速水の怒りに火がついた。

周りを囲む記者たちが色めき立つ。ここで速水がどんな態度に出るのか。
相手は芸能界の重鎮で、さすがの大都芸能社長でも大きく出ることは出来ないはずだ。

速水は、記者たちがどんな好奇心で3人を見ているのかを十分に理解している。
芸能界重鎮と言えども、このおっさんに泣かされている女優は多い。苦情もよく聞いていた。
どうしてやろうか…考えていると

「もっと可愛がってもらって、柔らかくして貰いなさい、マヤさん」
そう言って佐藤は、マヤの尻を下からつるん、と撫でた。

「ひゃっ!!」

速水の怒りは沸点に達した。ふぬぅぅぅ…炎を背中に背負っている。

その途端、速水はマヤの肩を押し倒し、膝で抱きとめて濃厚に口付けた。
大胆に舌をからめる。
片手で耳から首筋を通り、鎖骨の間をぬけ、胸のまろみを持ち上げた。
流れるように腹の中央を通り股の丘を撫で、内腿から膝に向かって尻に抜ける。
始め突然の事に驚いて眼を見開き、嫌がったマヤだったが
舌をこねられ体をまさぐられる間に快感が巡ってきた。

佐藤も他の関係者も記者たちも、あまりの大胆さに言葉を失った。
カメラのフラッシュだけが喧しく響く。

ラブシーンを終えた速水が
「役の上では仕方ないことですが、仕事を離れた時にでも
速水は妻が他の男に尻を触られても平気な男だと認識されるのは我慢なりませんからね。
先生や皆さんの面前で控えるべきでしたが以後妻には指一本触れさせない、と理解いただきたいと思いまして。
たいへん失礼いたしました」
ニヤリ、と笑った。

速水がドヤ顔で語っている間、魂を抜かれたようになっていたマヤがやっと覚醒する。


ピシャッ!!    速水が張り飛ばされている。


「もおうっ、速水さんたら横暴っ!! 恥ずかしいじゃないっ!!
みんな見てるのにっ!
えっち・すけべ・ど・エロ将軍!! ばぁかっ!!!」



その声に全員目がテンになる。

マヤは真っ赤になって走り去ってしまった。

速水は嬉しそうに
「今夜あらためて可愛がれなくなったら困りますからね、機嫌をとってきますので失敬!」

そう言って

「お~~~い、まってくれ~~

と去ってしまった。

残された全員が、そのまま目がテンになって固まっていた・・・


次の日のスポーツ紙・週刊誌には大胆キスシーンがでかでかと載っていた。
「愛妻宣言」との表題。「俺の女に手を出すな」とも。
女性誌ではそのラブシーンが「濡れるテクニック」とほめそやされ、
騒動の原因となった映画は超満員になった。

それ以来速水は開き直り、公衆の面前で臆することなくマヤに愛の表現をして
「日本一暑苦しい夫婦」の称号を得たのであった。



おしまい。







・・・・これって、あまアマ・・・っていうのではないような?

ごめんなさい、たなさんっ!!
関連記事
別窓 | リクエスト | コメント:1 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<拍手・コメありがとうございます♪ | はね吉 がらすの森 R-18 | 間に合わない…(汗)>>
この記事のコメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011-05-17 Tue 01:06 | | #[ 内容変更]
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
∧top | under∨
| はね吉 がらすの森 R-18 |