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2011-06-05 Sun 13:18
ええと、「ス」から始まる?勝手に「サ行祭」、なんだか拡がってきまして。
拙宅の「死」が素敵な化学反応をおこして 「梅の根の妖精」のまり様が「ソ」をお贈り下さいました! この機会に、まり様宅とリンクを繋がせていただく運びとなりました~~~!! ぱちぱちぱち~~~ 只今「恋人の日」企画で期間限定いちごちゃんなのですね♪ では、まり様からお預かりしました「素」続きから公開いたします。 途中「シ」がチラホラと出てまいりますよ♪ もちろん、ばるん系ざます。お気をつけあそばせ。 追記:ご存知「行雲流水」の白菜ちゃまも、「そ」をUPされてます! 拍手御礼ページと共に、はね吉感涙してしまいました! なんかひと皮むけたか?!野菜?!とても美味し、ですよ~~ 『素』 まり様作品 素絹 素衣 染められていない白い絹の衣。 まるでマヤの肌のよう。 素質、演技の生まれ持った才能。 素朴、マヤの人柄。 何もないマヤはただのマヤで、それは一番真澄が何よりも美しいと感じるもの。 素足、素顔、素手。その素肌は本当に絹より滑らかで人の血が通っていて温かいぬくもりがある。 けれど忘れてはいけない。 マヤの持つ素には毒が含まれている。 毒素 マヤの毒に蝕まれた真澄はもうマヤ無しでは生きてはいけない。 この毒は一生抜けないのだから。 毒をもった素絹のような色素の薄いマヤの肌を伝う手は熱っぽく絡みつく。 ここからはもう逃げられない。逃げたいと思った事もない。 真澄の、そしてマヤの感情は互いの想いによって閉じ込められてしまった。 仄暗い闇の中で閉じ込められた感情をただあるがままの素の状態でこうやって時々吐き出してはまた毒に蝕まれる。 強制的な拘束など何一つないというのに身体は勝手に素のままの相手に服従する。 時間の感覚はすでになくなっている。 妖しい揺らめきが、においたつ女の表情を色濃くしていく。 マヤの匂い・・・香料では決して出すことのできない、あるがままの素であるマヤだけの甘い香りに真澄の心は常にざわざわと騒いでいた。 素面に潜む艶はこの時だけ、真澄の前でだけ表れる。 死ぬほどの快感を与えていることが素直に嬉しい。 死ぬほどの快感でマヤの腕の中で死ねたらきっと最高に幸せだと思えるのだろう。 マヤは一見素朴で淫らさとは無縁のように見える。 でもマヤの毒に犯されてしまった目はそのなだらかな起伏に男を誘う女性の肉体を見る。 「こんなに官能的なマヤは俺だけが知っていればいい」 「まだだ…まだ…まだ、いくぞ…」 「も、もう、ダメ…壊れそう…ダメになっちゃう…」 「もっと…もっとだよ…まだ…抱きたい。もっと、こうして…ふたりで乱れたい…」 「もう、ダメ…死んじゃいそう。…死にそう…ああぁぁん…ね、ね、もう…勘弁して…」 「だめだ…もっと…ほら、いけ、どうだ、ほら…」 「死ぬ、しんじゃう、あ、もう、もう、だめっ…っくぅッ~~あぁぁ~~っ…!」 「俺も…いく…っ!…っああっ…うううっ…!」 まばゆいほどの閃光が走り甘い死が訪れた後は陶酔した状態で覚醒と微睡の間をたゆたう。 狂おしいほどに魅惑的で、素絹の白なのに本当は色彩豊かで燃え上がる激しい熱を持つ。 それが素朴と言われたマヤの仮初めではない真実。 過去の感情の押し殺した分だけ今こうやって一つずつ解放されていく。 マヤの身体を刺し貫きその中で果てる願望が今、幻ではなく現実のものとして生きている。 もう何度愛し合っただろうか。 気だるげな華奢な身体を引き寄せ腕の中に抱くといつか来る永遠の安息を想像して眠りに落ちていった。 完 はね吉より: むむむ…素晴らしい…。 「毒…!!」を思い出してしまいましたよ。 マスミンがマヤたんの身体を抱きつつ、「毒…!」って言ってるような。 ああああああごめんよぉ~~~~~!へんな連想しちまったよぉ~~~! 運動会明けでフラフラな時にもかかわらず、イッキに書き上げてくださったそうです。 ありがとうございました~~!! |
| はね吉 がらすの森 R-18 |
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