はね吉がらすの森 R-18 ランジェリー

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2011-07-13 Wed 10:51

ちょっとした小咄。

短いんで、あっという間です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ランジェリー

　芝居の稽古場。

　昼休みになって、女子会が始まっている。

　それぞれの昼食をとった後、なかのひとりがカタログを出してきた。

「こんなの、かわいいよねぇ」
「ええ、際ど過ぎないぃ？」
「誰かに見せるわけじゃないからいいのよ、気分が上がるんだから！」

「ねぇ～～～これって勝負下着シリーズかな」
「スケスケだしねえぇ」
「これ、ここだけ透けてるのってそれ専用、ってことよね～～」

「ねぇマヤちゃんてどんなのがいい？」
「うう～～～ん、フツーにかわいいのがいいなぁ。」
「そうだよね、なんかマヤちゃんにセクシー下着ってイメージ、ないもんなぁ」

「でもさ、マヤちゃんも勝負下着必要、って時が来るんだから～～ね、こんなのどお？」

ちょっとセクシーを売りにしている女優が挑戦的に肌が透けて見えている赤のキャミを指差した。
きっと、真っ赤になってわたわたする、のを期待して。

「うぅ～～ん、こんなの着たら収拾つかなくなっちゃうから、フツーでいいのよ」

え、てことは…？

その言葉の意味を考えているうちに・・・

マヤはとっとといなくなってしまうのだった・・・

おしまい！