今宵も

　はね吉　がらすの森　～舌の根も乾かぬうちに～


　　…に、おこしくださいまして、ありがとうございます！！




お見舞いメッセージ、すみません、ありがとうございます＞＜。
「ゆっくり更新」と言いつつ、書いてしまったよ。

今宵はひと月に二度満月が訪れるひ、だったらしく
〇まき様が「Once　in a Blue moon」に再度メッセージを下さいまして
そしてゴゴゴゴゴ！と突き動かされて書いてしまいました。

やっぱり、「萌え」＋「衝動」は無敵!!病気なんのその、だったのね…


ひとこと。


ガラパロは情熱よ!!!!!


ありがとう、〇まき様！！あなた様のおかげです☆



それでは、続きからドゾ！！

　　　　　　　　　 Blue moon


　今月、2度目の満月を会社の窓から仰ぎ見る。

　マヤ、君も今頃…この月を眺めていたらいいのに。


　満月は、いい。
　たとえ雲に隠されようと、その存在感は太陽となんらかわらないと思う
　手前の雲に隠れながらも、その後ろの雲を照らす
　闇の中の神々しい濃淡を
　飽きることなく眺める。

　マヤ。
　君は太陽というより…どこか満月に似ている。
　こんなこと、一生告げられないだろうが
　おれは君を見つめ続けることができるのなら
　永遠の闇夜の中にいたとしても幸せだと思える…。

　子どもの頃
　月がずっと自分についてくる…きっと月は、自分のことが大好きなのかもしれない、と
　母に言ったことがあったらしい
　無邪気に愛を信じていた　その頃を思い出す


　マヤ…君もこの月を見ているだろうか。
　ちょっと天然気質の君のことだから
　「ずっと月がついてくるみたい～～」とはしゃいでいるだろうか

　だとしたら

　君のことを月も大好きなんだ、きっと
　おれには敵わないけれど、な。

　

　rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr…


「はい？速水です」

「速水さん、ですか？お忙しいところスミマセン…北島です」

「ち、チビちゃん、か…」

「き　た　じ　ま　ですっ」

「ははは、失礼…北島マヤさん。どうしたんだ」


「あの…あのですね」

「？」

「今、どこにおられます？」

「社長室だが」

「大きな窓でしたよね」

「ああ、そうだな」

「外を見てください…スゴク綺麗な満月です!!」

「・・・・・・・・・」

「見ました？　…速水さん？？」

「ああ…おれもちょうど眺めていたところだった」

「へ、へええええ…っ…奇遇ですね」

「ああ、なぜか、君も見ていたらいいなぁ、と思っていた」

「・・・・・・・・・」

「どうした？　…マヤ？」




「……お月さまって…いっしょに眺めると、しあわせな気分になれますね」


「……そうだな」


「別々のところにいるのに、ね」

「ああ………でも」

「………でも？」






「同じところでいっしょに眺めたら…もっとしあわせになれるのかもしれんな」




「社長室は…いい眺めだぞ」

「・・・・・・・・・」








「チビちゃん…来てみるか？」




「・・・・・・」





「だっ、だっ、だっ、誰があなたなんかとっっっ!!!!!!!・・・・」


ガッッシャンンンッッッ!!!!!





また、嫌われてしまった…
月はおれに　味方はしてくれない…


おい、満月よ。

せめてあの子が暗闇で転ぶことのないように
どうか足元を照らし続けてやってくれ




・・・そう、おれのかわりに・・・





　　　　　　　　



おしまい。







このこのこのこの、鈍感シャチョー！

素直になれないマヤたんも、もおおおお！！！






これはこれで、きゅん、かね？




それでは今宵はこのへんで。

明日もいい日でありますように・・・・☆

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