今宵も

はね吉　がらすの森　～お題とからませられませんでした～

…に、お越しくださいまして、ありがとうございます^^




金環食で脱力したら、以前こんなネタをいただいたのを使いたくなりまして！

仕事の同僚の家族が、なかなか「おもろい」のです。
いくつかこちらでのお話にも使わせていただきました^^


では、続きからドゾ!!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月曜から脱力






　　　　　　①

　月曜の朝、朝食のテーブルで真澄はコーヒーを片手に新聞を読んでいた。
ひと足先に朝食を済ませて、マヤはキッチンで洗い物を始めようとしていた。

朝刊には昨日の事件の記事が載っている。
日曜の朝というのに、近所で殺人事件があったらしく、
真澄とマヤのマンションの近辺は大騒ぎだった。

朝からパトカーのサイレンやら報道へリやら
沿道では野次馬と警察と記者とが

真澄はせっかくの休日の朝の雰囲気を壊されただけでなく
外出するにも気が引ける、と機嫌が悪く
マヤは真澄に気を使いながらもベランダで興味津々で様子を見ていた。

「昨日の事件、載ってるぞ」
真澄はマヤに声をかけた。
マヤはベランダでは飽き足らず、近所のコンビニへ情報を仕入れにまで行ったのだ。

真澄は新聞記事をそのまま読み上げた。

「へえ～～」マヤが洗い物をしながら興味深げに相槌をうった。

「でもね、そこには書いてないんですけど」
少しドヤ顔でマヤが続ける。



「どうやらね、人見知りの犯行だそうですよ」


「…それを言うなら…顔見知り、だ…」



洗剤の泡ですべったマヤのマグカップが
キッチンのシンクでゴチン、と落ちた。





　　　　　　　　　②


夜も更けて、ベッドでふたり。

「速水さん～～～～～～」
「どうした？」
「今日ね～～～めちゃくちゃ恥ずかしいことやっちゃいました～～～」
「しょっちゅう恥ずかしい事にはなってるとは思うんだが」
「もうっ！身内のくせにそんなこと言ってっ！！！」
「ははははは、ゴメン」

「稽古場で、共演の俳優さんたちに担がれたというか～からかわれたというか～」
「なんだ、穏やかじゃないな」

「今のお芝居、竜馬伝でしょ？休憩中も土佐弁がついちゃってて」
「ほう」

「福山さんが、『マヤちゃん、鬼龍院花子の生涯の名セリフって知ってる?』って言うんです」
「なんだったかな」

『なめたら…なめたらいかんぜよ!』

「ああ、そうだった。それが？」

「でね、『クイズです。いかん、は否定だろ？肯定で言ってみて』って」

「？？？？」

「何も考えずに言っちゃったんですよね～あ～恥ずかしい」

「？？？？？？」

『なめたら…なめたらイクぜよ!』




「………プッ」


「ほらぁ、速水さんもみんなと同じ顔して笑ってる～～～
あ～～～～～～ん　はずかしいよ～～～～」

「だめだ…そのひと言で　火が着いてしまった」

「えっ、えっ、えっ、ちょと、あ、あん…っ」


…

…

…


マヤは真澄に
「感じてるエロい声で『なめたらいかんぜよ』って言ってくれ」
とおねだりされて
（この人も例外なくエロオヤジだ…）
と呆れてしまいましたとさ。






　　　　　　　　　おしまい





　　　　ああ。おバカな話だ…。すんまそん！

で、ね。
「なめたらいかんぜよ」って喘いだらよけいになめるのさ。
で、「もっと言って」って。で、ぺろぺろぺろぺろぺろ。

はね吉そんなことばっか考えてヘラヘラしてます。ヘンタイ。

キレイに脱力しましたか？
では、月曜からお仕事、がんばりましょう、皆様!!





それでは今宵はこのへんで。

明日もいい日でありますように～～～^^

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